予約を取っての診察。
ちょっとドキドキ。
ところが…。
化粧も落とすことなく、診察。
でもって、フツーだと、トレイノインのパッチテストをやるらしいんだけど、それも省略。
説明の紙もらって。
口頭でサクっと説明されて。
「赤く反応するので、一週間後に見せに来てください」
で、おしまいというw
ちなみに、こわごわ語られているトレイノインの副作用である、奇形児の危険性は。
塗布ではなく、飲用した場合らしい。
まぁ、それでも「妊娠は避けてくださいね〜」と言われたけど。
というわけで、メモ代わりに。
いただいた紙の内容をココで公開。
トレチノインによるシミ治療
トレチノイン(レチノイン酸)によるしみ治療の特徴
(1)トレチノイン:表皮の細胞分裂を促進しメラニン色素を外に出す作用。
(2)
ハイドロキノン:強い漂白作用。
(1)+(2) → 色素の少ないきれいな新しい皮膚に置き換わっていく
治療期間
1クール(一連の治療1回)、3ヶ月。十分でない場合は、その後さらに1クール。
治療の主な副作用
- 治療に伴う皮膚炎:治療により赤くなったり、ぽろぽろと確執がとれてきます。適度な範囲であれば問題ありません。
- 炎症後色素沈着:トレチノインによる起こる炎症に対して、適切な対応が必要です。
- ハイドロキノンによるカブレ:事前に、使用で着る薬のタイプをテストします。
- トレチノインには動物への大量投与で、奇形を生ずることが知られています。人では、トレチノイン外用との因果関係が明らかな奇形発生はこれまでありません。しかし、トレチノイン治療中は避妊を行ってください。
- トレチノインは、米国では、FDA(食品・医薬品局)に治療医薬品として認可されています。国内では、医薬品として認可されていませんが、形成外科領域では(美容クリニックなどを含め)多くの医療機関で使用されています。
治療方法
- 石けんで洗顔:ごしごしこすらない
- 化粧水:保湿成分が含まれているもの。アルコール非配合。刺激の少ないもの。
- トレチノイン水溶ゲル(黄色の軟膏)をシミの部分に、薄く塗布して、1〜2分乾かす。
- 老人性色素斑・炎症性色素斑
はじめ、1日2回(朝・晩)、赤みが強くなってきたら、夜のみ1回。
色素沈着の部分だけに、綿棒を使って丁寧に塗る。 - 肝斑
通常は1日1回(晩のみ)。塗布量はできるだけ抑え、最小限の範囲に綿棒を使って塗る。 - ハイドロキノン軟膏(白色の軟膏)を指で広めに塗る。必ず、朝・晩2回使用。かぶれがなければ、顔中に使用可能。
- 朝のみ:日焼け止めクリーム、またはUVカット入り化粧下地クリーム
上に重ねて塗るようにする。代わりに、クリームファンデーション・コンシーラー・パーフェクトカバーなどのカバー用ファンデーション使用可。
乳液やリキッドタイプのファンデーションは、軟膏が取れてしまうため使用不可。 - 朝のみ:(必要に応じて)UVカット入りパウダー
夜のみ:(必要に応じて)ツッパリ感や乾燥を防ぐオイルでカバー
薬の保管
冷蔵庫で保管。トレチノインは分解が早いので、一ヶ月毎に新しいものの処方を受けてください。
皮膚がむけ、赤くなってきたら(治療後2、3日後)
治療開始、1・2日は何事も起こりません。
3日ほどたつと、塗ったところとその周辺の皮膚がむけ、赤く腫れてきます。(肝斑の場合はもっとゆっくり起こります。)
顔を洗うときにも、ヒリヒリすることがあります。
この反応は、トレチノインによるしみ治療に必ず伴う反応で、治療を中止すれば、徐々に回復します。
皮膚がぬけ始めましたら、次のことに注意してください。
- 保湿ケア:治療中バリア機能がなくなるため、乾燥しやすくなります。
- 紫外線ケア:十分な日焼け予防をしない場合、新たなシミができやすくなります。
治療を中断した方がいい症状
以下の症状がでた場合には、トレチノインのみを中止して、早めに担当医にご相談ください。
- 痛みが強すぎる。
- ところどころ血がにじんでいる。
- 数カ所ひどくしみるところがある。
- 赤くなりすぎる。
赤みのコントロールの目安
パウダーファンデーションをしっかり塗ったときに、頬紅程度になるぐらいが、良い状態です。
不安がある場合には、トレチノインのみ中止して、次回検診時にご相談ください。
一週間たっても、まったく赤くならない場合
濃度が肌質に合っていない可能性があります。早めに担当医にご相談ください。
通院
2週間に一度は受信してください。
薬剤込みで自費診療費は8,400円
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